夜、部屋の中を黒い小さな影がパタパタ飛び回っている…それはコウモリかもしれません。網戸の隙間や開けた窓、換気口などから、家の中に迷い込んでくることがあります。
結論からいうと、捕まえたり叩いたりせず、外へ通じる窓を開けて部屋の明かりを消し、自分で出ていくのを待つのが基本です。コウモリは鳥獣保護管理法の対象なので、許可なく捕獲・殺傷することはできません。
この記事では、家の中にコウモリが入ってきたときの逃がし方、やってはいけないこと、どこから入ったかの探し方と再侵入の防ぎ方を順番に解説します。
- ほかの部屋へのドアを閉め、外へ通じる窓を大きく開けて部屋の明かりを消す(→逃がす手順)
- 素手でつかむ・叩く・殺虫剤をかける・掃除機で吸うのはNG(→やってはいけないこと)
- 出ていったあとは、1cmほどの隙間でも出入りできるので侵入口を探してふさぐ(→再侵入を防ぐ)
- 何度も入ってくる・屋根裏から音がするなら、住み着いている可能性があるので業者に調査を依頼(→業者に頼む目安)
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家の中にコウモリが入ってきたときの逃がし方
家に入ってくるコウモリの多くは、住宅地に暮らす小さなコウモリです。人を襲うために入ってくるわけではなく、虫を追いかけたり、休める場所を探したりして迷い込んだケースがほとんどです。慌てて追い回すと、かえって部屋の奥へ逃げ込んでしまいます。
外へ逃がす4つの手順
- ほかの部屋へのドアを閉める
家の奥へ入り込まないよう、コウモリがいる部屋だけに閉じ込めます。小さな子どもやペットは別の部屋へ移しましょう。 - 外へ通じる窓を大きく開ける
網戸も開けて、出口をできるだけ広くします。窓が複数あるなら、外に面した窓だけを開けます。 - 部屋の明かりを消し、外の明かりのほうへ誘導する
室内を暗くして静かにすると、コウモリは外の空間を見つけやすくなります。テレビや音の出るものも止めておきましょう。 - 部屋を出て、しばらく待つ
人がいると警戒して物陰に隠れたままになることがあります。いったん部屋を出て、少し時間をおいてから確認します。
カーテンの裏や家具のすき間に隠れて出てこないときは、厚手のゴム手袋をはめ、空き箱やタオルをそっとかぶせて外へ運び、窓の外で放す方法もあります。ただし、天井の高い場所や手の届かない場所にいる場合は無理をしないでください。脚立からの転落のほうが危険です。
やってはいけないこと
- 素手でつかむ:野生動物なので、かまれたりひっかかれたりするおそれがあります
- ほうきや新聞で叩く・殺虫剤をかける:コウモリは鳥獣保護管理法の対象で、許可なく捕獲・殺傷することは禁止されています
- 掃除機で吸い込む:コウモリを傷つけるうえ、フンや汚れを部屋に撒き散らすことになります
- 捕まえて飼う・遠くへ持っていく:捕獲には許可が必要です。外へ出したら、その場で放しましょう
浜松市も、コウモリの捕獲には許可が必要だと案内しています。違反すると罰則もあるため、個人でできるのは「外へ逃がす」「入れないようにする」までと考えておきましょう。
▶︎すぐに石けんと流水で洗い、かまれた・ひっかかれた場合はコウモリに触れたことを伝えて医療機関に相談しましょう。床や家具にフンが落ちていたら、乾いたまま掃かず、湿らせてから手袋で取り除きます。
フンの見分け方や片付け方は「コウモリのフンが少量だけ…これって放置していい?」で詳しく解説しています。
コウモリはどこから入った?再侵入を防ぐ方法
浜松市の案内では、コウモリは1cmほどの隙間があれば出入りできるとされています。窓を閉めていたのに入ってきた場合は、思っている以上に小さな隙間が入り口になっています。
家の中への侵入口になりやすい場所
| 場所 | 確認するポイント |
|---|---|
| 窓・網戸 | 網戸の破れ、網戸とサッシの すき間、閉め忘れ |
| 換気口・換気扇 | フィルターやカバーの外れ、 止まっている換気扇の羽根の間 |
| エアコンまわり | 配管を通す壁の穴のパテの 割れ・すき間 |
| 雨戸の戸袋・ シャッターボックス | 戸袋の中や周りに フンが落ちていないか |
| 屋根裏・天井 | 点検口のすき間、 天井からのカサカサ音 |
侵入口の近くには、細長く黒っぽいフンが落ちていることが多いので、フンの位置が手がかりになります。天井や壁の中から音がする場合は「天井から音がする原因とは?」もあわせて確認してください。
隙間をふさぐときの注意点
- コウモリが外に出たのを確認してからふさぐ:中に残したままふさぐと閉じ込めてしまい、死がいが臭いや害虫の発生源になります
- ふさぐ時期を選ぶ:浜松市は、まだ飛べない子どものいる6〜8月と、冬眠前後の時期を避けるよう案内しています
- 網戸の破れや換気口は、目の細かい網やパテでふさぐ:応急処置ならガムテープでも構いません
家の外まわりで寄せ付けない方法(忌避剤・光・隙間ふさぎ)は「コウモリが来ないようにするには?」でまとめています。
業者に頼んだほうがいいケース
1回だけ迷い込んだのであれば、逃がして網戸や換気口を直せば落ち着くことが多いです。一方で、次のような場合は家のどこかにコウモリが住み着いている可能性があります。
- 何度も家の中に入ってくる
- 夕方になると屋根裏や壁の中から音がする
- 同じ場所に毎日フンが落ちている・臭いがする
- 侵入口が屋根や高所にあり、自分ではふさげない
自治体は基本的に家庭のコウモリの捕獲・駆除を行っていないため、住み着いている場合は駆除業者に相談するのが現実的です。業者なら、追い出し・侵入口の封鎖・フンの清掃と消毒までまとめて任せられます。費用は侵入口の数や高所作業の有無で変わるので、現地調査のうえで見積もりを出してもらい、作業内容と再発時の保証を確認してから依頼しましょう。
駆除ザウルスは、コウモリ・ハクビシン・ネズミなどの害獣駆除を扱う業者で、初めて依頼する方でも相談しやすいサービスです。
害獣駆除110番は、全国対応で、急ぎで相談したいときにも問い合わせやすいサービスです。
業者ごとの違いを比べたい方は「コウモリ駆除のおすすめ業者6選」を参考にしてください。
家の中のコウモリに関するよくある質問
- コウモリが部屋に入ってきたのに、どこにいるか見失いました。
-
カーテンの裏、家具と壁のすき間、吊るした服の間など、暗くて狭い場所を探してください。見つからない場合は、ほかの部屋へのドアを閉めたまま外へ通じる窓を開けて明かりを消し、夕方〜夜まで様子を見ます。暗くなると飛び立って出ていくことがあります。
- 寝ている間にコウモリが入ってきていたら危険ですか?
-
コウモリから人に近づいて襲ってくることは通常ありません。ただし、寝ている間に触れてしまうこともあるため、体にかまれたような傷がないか確認し、傷がある場合は医療機関に相談しましょう。
- 市役所や保健所に連絡すれば捕まえてもらえますか?
-
自治体では家庭のコウモリの捕獲・駆除を行っていないことが一般的です。浜松市も「原則、市では捕獲、駆除等を行っておりません」としています。相談窓口や対応は自治体によって異なるので、お住まいの市区町村に確認してください。
- 網戸を閉めていたのにコウモリが入ってきたのはなぜですか?
-
網戸とサッシのすき間、網戸の破れ、換気口やエアコン配管の穴などから入った可能性があります。コウモリは1cmほどの隙間でも出入りできるため、窓まわり以外の小さな隙間も確認しましょう。
家の中のコウモリは「逃がして、ふさぐ」が基本
- ほかの部屋へのドアを閉め、外へ通じる窓を開けて明かりを消し、部屋を出て待つ
- 素手でつかむ・叩く・殺虫剤・掃除機はNG。捕獲や殺傷には許可が必要
- 出ていったら1cmほどの隙間も含めて侵入口を探し、ふさぐ
- 何度も入る・屋根裏から音がするなら住み着いている可能性があるので業者に相談
繰り返し入ってくるようなら、家のどこかがコウモリのすみかになっているかもしれません。被害が広がる前に、まずは現地調査と見積もりから相談してみてください。



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